400Rは日産が再び日本市場を重視し始めた「証」ともいえる
そもそもスポーツセダンとして名を馳せたスカイラインだけに、いまだにスカイライン=俊足セダンというイメージを持つユーザーは少なくない。従来型にもスポーティなグレードこそ設定されていたものの、やはり強心臓を持ったスカイラインを待ちわびていたユーザーは多かったということなのかもしれない。
とはいえ、このV6 3リッターエンジンは輸出仕様のスカイライン、いわゆるインフィニティQシリーズに2016年モデルから搭載されていたわけで、長らく続いた日産の日本市場軽視の姿勢が変わってきたとも考えることができそうだ。
400Rという名前はR33型時代、GT-RをベースにNISMOが手掛けたスペシャルモデルと重なるため違和感を覚える人もいるようだが、こちらは日産謹製のカタログモデル。
実際に乗ってみるとそれぞれの立ち位置なども感じられ面白いし、なによりスカイラインに「R」の名前が戻ってきたことを喜ぶべきだろう。