滑りやすい路面状況を知っておくだけでも効果アリ!
梅雨、そして台風やゲリラ豪雨など、最近では雨になることが多く、雨量も非常に多い。そうなると、雨のなかドライブすることも多くなるため、スリップを防ぐための対策をしておきたい。滑りやすい路面の状況を事前に知っておくだけでも効果はあるので、ぜひ頭に入れておいてほしい。
1)基本はタイヤ
なにはなくてもタイヤの溝だ。乾いた路面でのグリップだけなら溝は必要なく、むしろないほうが接地面積が増える。つまり、溝は濡れた路面を走るために入れられていると言っていい。タイヤと路面の間の水膜を除去し、直接触れ合うようにするのが溝の役割だ。そのため、溝がしっかりと残っているのが重要。まずスリップサインと呼ばれる、溝の中にある一段高いところが表面とツライチになっているのは論外だし、それに近づくと法規上問題ないレベルであっても排水性は劣ってしまうため、ギリギリまで使わないほうがいい。
2)空気圧を守る
空気圧を低めにするとタイヤが潰れるため接地面は増えるので、一見するといいように思える。しかしコーナリングなど、そのほかの部分で遜色が出てしまうので、指定の空気圧を守るのが基本。落とすとしても、5パーセントぐらいにとどめておく。
3)滑りやすい場所は避ける
路面に滑りやすい部分があることは、バイクに乗る方なら意識しているだろう。以前は工事をしていると鉄板が路面に敷いてあってかなり危険だったが、最近では見かけなくなった。それでもやはり危険なのはマンホールで、あとはセンターラインや横断歩道などの白線、踏切の線路などが滑りやすい。
クルマの場合は4輪なので転倒することはないとはいえ、ブレーキや加速時にタイヤが一瞬キュッと滑るのは気持ちがよくないし、これをきっかけにスリップする可能性もある。避けようがないこともあるが、できるだけ避けたり、またいだりしつつ、事前に知っておくだけでも驚かずに済むので、注意しておきたい。