まるでアメ車のようなモデルも!
3)ホンダ・ライフ
維持費も比較的安く、置き場所も最低限で済む360ccの軽自動車も、旧車の入門車としてはオススメしたい1台。なかでも1971年に登場したライフは、実質的な先代モデルとなるN360よりも大幅に使い勝手が向上したモデルとなっている。
エンジンがN360時代の空冷から水冷になり、小さいながらも4ドアモデルも設定されるなど、乗りやすさと使い勝手の面で大きく向上している。また、エンジンも他社の多くの360ccモデルとは異なり4ストロークエンジンを採用しているため、扱いやすさの面でもオススメできるのだ。
当時の価格を考えれば高いかもしれないが、それでも50~70万円台が中心となっており、比較的買いやすい価格帯であることは間違いない。
4)三菱デボネア
1964年の登場から86年の生産終了まで20年以上に渡ってフルモデルチェンジをせずに販売が続けられていた三菱のフラッグシップモデルのデボネア。途中で何度かマイナーチェンジを行い、搭載エンジンの変更やエクステリアの小変更はあったものの、60年代のアメ車を思わせるデザインは不変だった。
その堂々としたデザインから信じられないかもしれないが、じつは5ナンバーサイズに収まっており(後期型のエンジンは2.6リッターのため3ナンバーとなるが)、意外と取り回しはしやすい。
中古車市場にはそのルックスからアメ車風のカスタムを施された個体が多いが、それでも100万以下のものが多く、フラッグシップモデルということを考えると買い得感が強いかもしれない。
と、今回は手ごろな価格で狙える旧車をピックアップしたが、旧車は安いからと安易に手を出すと痛い目にあうものでもある。もちろんメンテナンスフリーでは乗れないし、部品の供給が厳しい場合もあるので、そのあたりも考慮した上でチャレンジしていただきたい。