世界初の量産電気自動車を生産する工場が進化する!
三菱自動車は、岡山県倉敷市の水島製作所において新型軽EVを生産するべく、約80億円規模の設備投資を開始すると発表した。
新型軽EVは、アライアンスを組んでいる日産自動車との共同開発となる。これまで三菱自動車と日産自動車の共同開発は、ジョイントベンチャーであるNMKVが開発したeKワゴン/デイズ、eKスペース/ルークスシリーズが有名だ。
今回設備投資を行う水島製作所は、eKワゴンやeKスペースなど軽自動車をおもに生産する拠点となっている。今回の出資により、下記設備などの充実を図る予定となっている。
1 新採用する駆動用バッテリーの組立設備および検査設備の新設
2 駆動用バッテリーケース内製化に伴うプレス・溶接組立・塗装設備の増設
3 EVプラットフォーム製造に対応するためのライン増設
同製作所ではコンパクトEVのi-MiEVなどを生産しており、そこで得たノウハウなども応用しながら、新世代のEVを生産するための拠点へと生まれ変わることになるだろう。今回の大型設備投資は、アライアンスを組む日産も投資額を一部負担することになっており、岡山県からの補助金も活用し、生産体制を整えていく。