試算ではターボとNAでは大きな差はなくなった
■処分するときの査定
某自動車メーカーの下取り査定試算を見ると5年落ちの標準的なN-BOXの査定はNA:新車の33%、ターボ:新車の35%と、若干ながらやはりターボのほうが高い。そのため予想されるN-BOXの5年後の査定はNA:51万円、ターボ:61万円と、ターボは10万円高い。
■結論
ここまで記したターボが合計17万5000円高かった分は処分する際に10万円縮まるので、5年5万km走行での総合的な出費はターボが7万5000円高いことになる。
経済性だけで言えば長い目で見てもNAの方が得なのは事実だ。しかし長期的な差額が7万5000円で済むのなら、軽自動車の場合排気量が大きくなったような余裕ある動力性能という魅力が「このくらいで手に入るターボを選びたい」と思う人も少なくないだろう。
このあたりを総合すると、
・軽スーパーハイトワゴン
走行距離が極端に少ない、街乗りがほとんどという人以外はターボを基本に考える
・軽ハイトワゴン
軽スーパーハイトワゴンより車重が軽い分、動力性能は有利なので予算に合わせて選べばいいが、高速道路や峠道を走ることが多いならターボ
という選び方を勧める。