車内の環境を快適にすることで改善されることも
独身時代はあまり運転していなかった女性でも、結婚して子供ができるとクルマがあった方が何かと便利だということで、ママ専用のセカンドカーを購入したり、平日でも頻繁に運転するようになることが多いものです。
ただ、子どもが小さい時はとくに、後席のチャイルドシートでギャン泣きされたり、ご機嫌ナナメの状態が続いたりすると、運転中もそちらに気を取られ、集中力を削がれてヒヤリとすることもしばしば。ミルクもあげたし、オムツも替えたし「なんで泣き止んでくれないの〜」とママまで泣きたい気持ちになってしまいますが、一度、冷静になって考えてみましょう。もしかしたら、あなたの運転方法や、車内環境を見直してみることで、子どものグズりが改善されるかもしれません。
1)暑さ対策
まず1つ目は、車内の暑さ対策です。子どもは体温がそもそも高めで、新陳代謝も活発なために汗っかきで暑がりです。それに対して女性は冷え性が多く、エアコンを控えめにしがちですね。そうすると、もし後席のチャイルドシートに直射日光が当たっている場合などは、エアコンの効きが足りずにとても暑くなっている可能性があります。また、子どもの服装も「汗取り用に」と気を使って肌着を着せたつもりが、ただでさえチャイルドシートにピタリと覆われていると通気性が悪いので、その肌着のせいで暑い思いをしているかもしれません。
車内では子どもはできる限り薄着にして、タオルケットなどをかけて調整するといいでしょう。窓ガラスには、サンシェードを忘れずに。暑くて不快なために泣き止まない、ということもじつは多いので、今一度見直してみるといいですね。
2)ニオイ対策
2つ目は、車内の匂いです。家族の誰かがタバコを吸う場合や、きつい芳香剤を置いているということはありませんか? あるいは、エアコンフィルターを長期間交換していない場合なども、不快な匂いが充満している可能性があります。前回の交換から1年経過したいたらそろそろ交換の時期。チェックしてみてくださいね。
子どもはそうした匂いや見えないホコリなどに敏感ですから、大人が感じている以上にイヤな状況かもしれません。子どもを乗せるクルマでは禁煙にしたり、毎回乗車したあとに除菌・消臭スプレーなどで清潔にするということも、試してみて欲しいと思います。