普段の「クルマ通勤」を「バイク」に変えたら驚いた! 最近の道路交通のキケン7つ (2/2ページ)

ホーンを鳴らさない人が増加傾向のようだ

4)発進しなくても静かに待っている

 赤信号で止まっているときに、車内でなにかしらやっていると当然、青になったときに発進が遅れる。その際、後続車がプッとホーンを鳴らして知らせて、慌てて発進というのが昔ながらのパターンだが、最近はみんな並んでじっとしていることが多いように思う。理由は不明。

5)緊急車両が来ても止まらない

 剥き身でヘルメットを被っているだけなので、気が付きやすいというのもあるが、それにしても救急車などが来ても止まらない。直線で後方から来る場合は避けているが、交差点で左右から来たり、前方からの右折に対してはかなりにぶい。動きに予想が付きにくいとダメなようだが、自分のところは関係ないと思っているのかもしれない。

 なかには赤信号で停止中に、真後ろでサイレンがウーウーと鳴っていても微動だにしないクルマもいて、先頭なので前に出て左右に寄せるだけで通せるのに、という例もあったりする。

 知り合いの消防署員に聞くと、「クルマも歩行者も止まってくれないよ。助手席の足もとのスイッチを踏むと音が変わって、音量も大きくなるけど、それをやってもあまり効果なし」とのこと。自分の身内が運ばれていると思えばすぐに止まると思うのだが。

6)自転車のマナーはやはり悪化

 自転車に乗る人も多くなっている。一時、マナーの悪さが指摘されたこともあり、赤信号でチャンと止まることを意識する人はいるものの、子供を乗せたママチャリが赤信号を無視したりとマナーは悪化しているように思う。とくにニュースにもなる宅配サービスのなかにはマナーが悪い人も目に付く。マナーというよりも、道交法違反連発なのだが。路地から停止なしで飛び出してくるのは珍しくなく、ギリギリ当たらなかったというも何回かあり。ホーンを鳴らしたら、ここでは書けないような、とてもありがたいお言葉が返ってきた。

7)車道を走る人が増えた

 運動不足解消で夜に走る人が非常に増えた。都市部だけかもしれないが、気持ちよく走りたいのだろう。歩道ではなく、交通量がそこそこある道路でも車道を走っている人がけっこういる。ちなみに歩行者も法律的な規定はあって、決められた場所を右側通行するのが基本で、右側なのは前から来る車両を発見しやすいようにするため。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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