異常気象でエリア拡大! 海から離れた場所のクルマもヤラレる「塩害」と対処法 (1/2ページ)

被害を受けたらボディを水で流す

 ここ数年話題になっているのが塩害だ。風によって飛ばされた海水がさまざまな害を及ぼすもので、強風によって今までは関係なかったエリアにまで飛ぶことも増えている。異常気象による影響のひとつと言っていい。具体的な被害としては、畑の作物が全滅したり、クルマではサビが発生しやすくなるなど深刻だ。

 まず塩害が及ぶ範囲について。以前、家のリフォーム業者に聞いたところ、海岸線から10km以内は油断できないとのこと。普段は大丈夫でも、台風が来たり、風が強いと海水が飛んでくる可能性は高い。ひどい場合はボディ上にうっすらと結晶のようなものが付着し、わかることもあるが、軽い場合は見分けるのは難しいだろう。

 いずれにしても、怪しいと思ったら対策しておいたほうが安心だ。事前にできることとしては、コーティングをかけておくのが一番。そして被害を受けたと思ったら、とにかく水で流す。シャンプーを使ってキチンと洗車するのでもいいが、塩害は風に乗ってくるだけに、何回も被害に遭う可能性が高い。そうなると、水でとにかく流してやるほうが手間もかからないし、効果的だ。相手は塩分なので、水で流しさえすれば、簡単に落とすことができる。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
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