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真夏の車内は「70度」を突破! 間違えれば「命」も「クルマ」も危険になる夏の愛車の注意点 (2/2ページ)

真夏の車内は「70度」を突破! 間違えれば「命」も「クルマ」も危険になる夏の愛車の注意点

車内は子供やペットの命を奪う危険な暑さになる

「少しなら大丈夫だと思った」「うっかり忘れてしまった」などという理由で子供を駐車中の車内に放置し、死亡させてしまう痛ましいニュースが毎年のように報道されています。外気温が23度ほどの時でさえ、駐車中の車内温度は1時間後には40度を超えてしまうほどで、これが35度の真夏日ならあっという間に70度を超えることも。車内に残された子供やペットの命を奪う危険な暑さになるということが、残念ながらまだまだ認知されていません。そのため、じつはニュースにはならなくても、車内に置いてあったペットボトルの炭酸飲料が破裂したり、CDが変形したり、ライターが爆発したりといった事故も珍しくないのです。

 これから梅雨が明けると、いよいよ暑い夏がやってきます。子供やペットを犠牲にしないために、まさかの事故を起こさないために、注意点や対策をしっかり覚えて欲しいと思います。

 まずは、ほんの5分10分だからと油断せず、駐車したら誰1人として車内に残すことのないようにしましょう。子供がぐっすり眠っていて起こすのが可哀想だな、と思うかもしれません。チャイルドシートからいちいちおろしてベビーカーに乗せ替える大変さもわかります。でも、命の方が大事です。絶対に置いていかないのが保護者としての責任だと思います。

 そして、炎天下に駐車する際にはとくに、できる限りの熱対策をしましょう。日陰の駐車スペースがあれば迷わずそこへ。なければなるべくフロントを南向きにならないように駐車します。フロントガラスはもちろん、できれば左右のガラスもサンシェードで覆うのがベター。もし左右ガラスが難しければ、チャイルドシートや金属パーツがあるものだけでも遮熱シートなどで覆っておくと安心です。

 車内には、炭酸飲料などの飲み物、スプレー缶やライターなど高温厳禁のもの、花火など燃えやすいものは置かないようにしましょう。スマートフォンやタブレット、ノートパソコン、CDやDVDなども、変形や故障の恐れがあります。とくにダッシュボード付近が最も高温になりますので、何も置かない方がいいですね。大切な書類なども、文字が消えてしまう可能性もあります。

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