いつでも給油可能なイメージのガソリンスタンド! 「売り切れる」ことはないのか? (2/2ページ)

地下タンクが巨大であることや日々の補充があるため!

 売り切れない原因は、ガソリンスタンドの地下に埋められているタンクは巨大だし、そこに対してどんどんと補充されているから。地下タンクの容量はガソリンスタンドの規模によって大きく異なるが、45000(45k)リットルとすると、クルマ1000台分ぐらい。ちなみにフルサービスより、セルフのほうがタンク容量は大きい傾向にある。

 そこに対して補充するタンクローリーも、種類があるので一概に言えないが、トレーラーの大きいタイプだと、30000(30k)リットルも運べる。これが販売量の多いところだと1日に何回もやってきて、補充していくのでなにもトラブルがなければ売り切れる可能性は低い。配送元の製油所も24時間365日稼働しているのでなおさらだ。

 ただ、いくら運ぶのも保管するのも量が多いといっても、なにかあると逆にトラブルになりがちとも言える。交通渋滞程度ならいいが、大型台風が接近すると満タンにする人が急増するのに、タンクローリーの輸送が滞ることもある。また、製油所の火災というのもたまにあって、出荷不能になると当然、売り切れる。

 冒頭で売り切れることはないと書いたが、実際はよく見ているとハイオクだけなかったりするのをごく稀だが見かけることもある。運んで、貯めて、それを売る以上、売り切れの可能性があるのは当然。油断することなく、万が一に備えて、こまめに満タンにしておくのは大切なことだろう。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
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