運転中に取る行動によっても疲れの感じ方が変わる
4)定期的な水分補給
4つ目は、定期的に水分を補給すること。運転に集中するあまり、全く水分を取らない時間が長くなると、血中の水分量が不足して血液がドロドロの状態になり、血流が悪くなってしまいます。そのせいで細胞が脱水状態となり、疲れを感じてしまうのだそうです。クルマの中はエアコンなどで想像以上に乾燥しているので、喉が乾かなくてもじつは水分不足になりやすいのです。
トイレが近くなるのを恐れて、何も飲まないようにしている人もいるかもしれませんが、夏はとくに熱中症のリスクも高まりますので、必ず水分を定期的に補給するようにしましょう。理想は半日で500mlのペットボトル1本です。また、疲れを予防するのに効果的な飲み物として、ストレスによる精神的疲労の回復を助けるビタミンEなどが豊富なアーモンドミルクがオススメ。ドライブのお供に試してみてくださいね。
5)疲労軽減に効果的な食べ物
5つ目は、運転中に小腹が空いた時に食べる物によっても、疲れの予防や回復が期待できます。コンビニで手軽に手にはいる食べ物なら、疲労回復や体力増強に効果のあるアスパラギン酸が豊富なかつお節を使った、おかかのおにぎり。ストレス症状をやわらげる良質なタンパク質が豊富なタマゴサンドがオススメです。ほかに、ランチ休憩などでしっかり食べるなら、うなぎ、鶏のささみやレバー、豚しゃぶなどが疲労軽減に効果的です。
6)座ったままでもできるストレッチ
6つ目は、トイレ休憩などの際に座ったままでもできるストレッチを取り入れること。やはり、血流が悪くなると疲労が蓄積してしまうので、定期的にストレッチをして血液を流してあげることが大事です。シートに座ったままでもできるのは、肩まわしのストレッチ。
ヒジを90度に曲げて胸の前で鉄棒を握るようにしたまま、肩甲骨の動きを意識して前回り10回、後ろ回りを10回。次に頭のてっぺんから首を右回り10回、左回り10回。これだけでOKです。敏感な人なら、すぐに身体がポカポカとしてくるのを感じることもあるくらい、意外に効果的。ぜひ試してみてくださいね。
7)疲労回復効果のあるアロマテラピー
そして最後に7つ目は、疲労回復効果のあるアロマテラピーです。わざわざアロマディフューザーを用意しなくても、ハンカチやティッシュなどに数滴垂らして、車内に置いておくだけでも効果が期待できます。重要なのは、人工のアロマオイルではなく、天然のアロマオイルを選ぶこと。オススメの香りは、集中力を高める作用があるとされるローズマリーやペパーミント、気分の高揚作用や活性作用のあるベルガモットやレモンです。運転中の眠気覚ましとしてはコーヒーやガムが有名ですが、こうしたアロマの香りに期待してみるのも一つの手ではないでしょうか。
ということで、疲れの原因は人それぞれですが、運転に原因があると思われる疲れは、ぜひこの7つをチェックしてみて欲しいと思います。もちろん、栄養のある食事をとり、ゆっくりと入浴してたっぷりの睡眠をとることも忘れずに。少しでも、運転がラクに楽しくなるように願っています。