車両が水没しただけであれば心配はない
九州を中心に甚大な被害を巻き起こした「令和2年7月豪雨」。まず、被災された方にお見舞い申し上げます。また、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
近年、こうした豪雨による被害が目立つようになり、そのなかにはクルマが水没するという事態も多く見られる。そこで注目されているのが「電動車」の扱いだ。いま世界中でクルマの電動化が進んでいる。もちろん日本市場も例外ではなく、ハイブリッドを中心に、プラグインハイブリッドや電気自動車などが多数ラインアップされ、また数多く販売されている。
そうした状況のなか、「水没した電動車両には触れてはならない」という情報も流れている。逆に「心配ないので触れて大丈夫」という話も聞かれる。当然触れてはならない理由は、感電の危険があるから、というものだ。これだけ電動車両が一般的であれば、正しい情報はドチラなのかを知っておく必要があり、電動車両の所有者以外でも、場合によっては救助や復旧作業に携わる可能性があるので、把握しておいたほうがいいだろう。