ヘッドライトの「黄ばみ・くすみ」で車検不通過が増加中! 「明るい光」を取り戻す方法とは (1/2ページ)

車検時のヘッドライトの検査基準が厳しくなった

 いまのクルマのヘッドライトのレンズは、樹脂製(ポリカーボネート製)が主流。軽くて、デザインの自由度が高いなどのメリットがある反面、長年使っていると紫外線などの影響で樹脂が劣化し、表面が黄ばんだり曇ったりしてくる。

 この黄ばみや曇りは、見た目も古臭くなって、オーナーにとっては頭の痛いところだが、それ以上に保安基準に引っかかり、車検に通らなくなることがあって近年問題となっている。

 というのも、じつは平成27年9月から、車検時のヘッドライトの検査基準が変わり、光軸(エルボー点の位置)と光量が以前よりもかなり厳しく審査されるようになったからだ。樹脂製のヘッドライトが黄ばんだり曇ったりすると、エルボー点がボケてしまい、車検で不合格になるケースが増えているというわけだ。

 もうひとつの問題は光量。現行の検査では、ロービーム(すれ違い灯)で、1灯につき6400カンデラ以上の明るさという基準があるが、劣化し黄ばんだレンズになってしまうと、そこで光が遮られて、十分な光量を照射できないことになる。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

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