アイドリングストップ自体の費用やバッテリーのコストも大きい
加えてここ数年若干の問題になっているのがアイドリングストップ付きのエンジン車の12Vバッテリー交換にかかる費用の高さだ。
というのもアイドリングストップ付きのエンジン車の12Vバッテリーはアイドリングストップ対応品となるため、アイドリングストップなし用のものに対し1.5倍程度もするさらにアイドリングストップ付きのエンジン車の12Vバッテリーはアイドリングストップによりアイドリングストップなしに対して寿命も7割程度と短い。
この2点を総合するとアイドリングストップ付きのエンジン車は12Vバッテリーにかかる費用がアイドリングストップなしの2倍程度かかる。
さらにアイドリングストップ機構自体も量産によるコストダウンも進んでいるにせよ、装着すればタダという訳ではない。
このあたりを踏まえると、昨今はエコカー減税の基準が厳しくなりアイドリングストップ装着によりエコカー減税の対象になることは少ない、燃費の向上はあるにしても12Vバッテリー代と差し引きしたら費用対効果が微妙、アイドリングストップで燃料消費が減っても12Vバッテリーの消費が増えたら本当にエコなのかということになり、トヨタの最新エンジン車にアイドリングストップが付いていないことも大きな意義のある見識だ。
そのためアイドリングストップ付きのエンジン車に乗っている人は総合的な出費や環境負荷を考えて、アイドリングストップをオフにして乗るというのも頭に入れるべき選択肢といえる。