危険を予測して避けられる事故もある!
事故はいつ起こるかわからない。心構えとしては、いついかなる状況でも油断せずに運転に集中するしかない。しかし、幸運にも事故の予兆を察知できたにもかかわらず、適切に対処する術を知らなかったがために衝突し、大切なクルマを廃車にせざるを得ないケースもある。下手をすれば生命も失うかもしれないのだ。そうならないための「緊急回避テクニック」について解説しよう。
一般的に事故は不可避なケースで起こることが多い。以前、東名高速道路でスピンした車両が宙を舞いながら中央分離帯を飛び越え反対車線を走行中のバスに突き刺さるように激突するという激しく痛ましい事故があった。こんなケースでは当該バスのドライバーは予測も避けようもなかっただろう。
一方で山道のカーブをオーバースピードで曲がりきれず、反対車線にまではみ出して対向車と正面衝突するような事故は日常的に発生している。しかし、少しの知識、ノウハウが身に付いていれば、こうした場面での事故は回避できる可能性が高い。
もし自分のクルマがカーブを旋回中に反対車線にまではみ出しそうになったら、あなたはどう対処しますか?