もともとは鉄道模型のジオラマのアクセサリーのひとつだった
この時の鉄道模型は「Oゲージ」と呼ばれる43分の1スケールであり、それに合わせてミニカーも同様の43分の1スケールとなったというワケである。つまり、ミニカーは子どものオモチャというよりは、鉄道模型のジオラマに搭乗するアクセサリーのひとつとして誕生したとも言える。
そして、その後登場した新興メーカーも先陣のディンキーに倣って43分の1スケールとし、一躍43分の1スケールがミニカーの主流の縮尺となったようだ。
なお余談ではあるが、43分の1スケールのミニカーといっても、実車をそのまますべて43分の1サイズにしているわけではない。
すべてを43分の1サイズにして作れば、実車とまったく同じ佇まいを持ったミニカーが生まれると思われるかもしれないが、目線の違いなどもあり実車とは異なる印象となってしまうそう。そうならないように各部を調整して実車の雰囲気に近づけているメーカーがほとんどなのだとか。この辺りがメーカーによるキャラクターの違いとなっていると言えるのかもしれない。