バッテリーやエンジンにストレスがかかり寿命が縮まってしまう
新型コロナのまん延対策などで、自動車に乗る機会が増えたという人も多いかもしれない。データを見ても、収束後も自動車での移動をできるだけしたいという人は増えてもいる。確かに不要不急ではなく、電車やバスで移動する用事というのはある。密ではない、クルマというのは有効な手段だ。しかし、用事のなかには短距離というものも多く、これが自動車にとっては負担だったりするのだ。今回はいわゆるちょい乗りによるクルマへのストレスを見てみることにしよう。
1)バッテリー
バッテリーというのは化学反応を利用して充放電をしている。そのため、ある程度走らないと反応が完全に起こらず、ストレスが増して寿命も縮まる。バッテリーメーカーによれば、できるなら10分以上は走ってほしいとのこと。
2)エンジン
エンジンというのは、完全に暖まった状態がベストとなる。金属は熱で膨らむからで、設計的にも膨らみきったところで性能を決めている。それがちょい乗りでは、暖まりきる前に止まってしまうので、中途半端な状態のままとなってしまい、摩耗などのストレスがかかってしまう。また燃焼温度も完全に上がりきらないと、ススやカーボンが発生しやすくなる。