クルマの「遅さ」は簡単に解消できる! お手軽なのに「効果抜群」のパーツ交換と対策 (2/2ページ)

コンピュータチューンはコスパ最強!

 そういう意味では、マフラーもおすすめ。最近は音量規制が厳しいので、車検対応マフラーだと、むかしのようにポンとマフラーだけでパワーアップさせるのは難しいが、それでも2リッターNAのトヨタ86クラスの車検対応マフラーでも、ものによってはノーマルより4~5馬力のパワーアップは望める。それに加え、純正マフラーはスチール製で重いものも多いが、アフターのマフラーならステンレス製でも単品で3~4kg軽くなる。より高価なチタン製なら10kg近く軽くなることも。マフラーも大きなサイレンサーがオーバーハング部分にあるので、軽量化の効果が大きい部分だ。

 とどめはやっぱりコンピュータ。NAのトヨタ86クラスでも、ECUのデータを最適化するだけで20~30馬力のパワーアップは可能。ターボ車だとさらにパワー&トルクの伸び代は大きいし、電子制御スロットルの場合、ECUをいじることでレスポンスもかなり改善できる。

 コンピュータは中身の見えないブラックボックスなので、チューナーの腕の差で効果はピンからキリまであるというのが難点だが、実績ある専門店でチューニングすればコスパは最強といっていい(10万円前後~)。

 できれば、マフラー、さらにはスポーツ触媒(車検対応)とセットでECUに手を入れると、エンジンの性能をさらに有効に引き出せる。ライトチューンといえる範囲では、この軽量化+ECU+排気系チューンの組み合わせが一番おいしいはず。

 有名かどうかよりも、実力と実績のある一流店に依頼して、愛車のポテンシャルを引き出してもらおう。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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