自分で交換できるところは事前にチェック!
ポイントは車検に関わるが自分で交換できるところは事前に点検して、問題があれば交換しておくということ。具体的な部位としては、ワイパーやタイヤ、各種ライトなど。ライトはバックランプも含めて、点灯具合を確認するだけでなく、社外のLEDやHIDバルブにしているなら、色味などもチェック。青みがかったものは通らないものもあるので、ノーマルバルブや正しい色味のものに交換する。また、エアクリーナーやバッテリーなど、メカに付随する消耗品も素人でも見られるものはあるので、確認して汚れていたり、寿命が来ていたら交換しておくと節約になる。
もちろんプロに交換を頼むというのもありというか、本筋ではあるが、定価に近い価格になってしまうので、やはりカー用品店などで自分で購入したほうが安い。プロは交換部品代や交換工賃を得ることで経営をして生活しているので、当たり前だが定価販売を否定するつもりは毛頭ない。一方でユーザーにもできることは自分でやることによる生活防衛という方法があるのも事実。自分で見て、買いに行く手間を厭うならプロにすべて任せればいい。
ただし、やってはいけないのは、点検してもらって不具合が見つかったら、作業を中断してもらい、自分でやるとか、あとで交換するからそのままなんとか車検を通してくれということ。プロにお願いするというのは技術だけでなく、プロならではの対応やこだわりも含めてのことなので、それを覆すようなことは言ってはダメ。とはいえ、時勢なのか経済状況の影響なのか、理不尽なユーザーが増えているという声は多いが。