乗り込み口の段差や安全性などにも考慮したアイディア機能も!
3)トヨタ・シエンタ
続いて5ナンバーサイズのコンパクトミニバンで秀逸なのは、トヨタ・シエンタ。なんと、先ほどご紹介したアルファード自慢のウェルカム機能、ドアロック予約機能が、ベースグレード以外のグレードに標準装備されているという太っ腹スライドドア車なのです。
しかもシエンタは、ステップが地上からわずか330mmと超低くて、乗り込み口の段差もなくフラット。子供はもちろん、ペットのワンちゃんが乗り降りする際などもスムースになっています。開口幅は665mmでホンダ・フリードと同等ですが、キーを持っていればドアに近づくだけで自動で開くスライドドアは、猫の手も借りたい子育て中にはとっても助かる使いやすさだと思います。
4)日産セレナ
さて、最後はミドルクラスミニバンから、日産セレナ。このクラスでいち早く、足の動作だけでスライドドアが開閉できるハンズフリーオートスライドドアを設定したのは、セレナでした。Wセンサー方式を採用して、ちゃんと乗り込もうとしている人かどうかを判断。クルマの横に立っているだけの人や、猫など動物には反応しないなど、安全性にも配慮されています。
また、スライドドアが閉まり切ったら全ドア連動のロック機能や、ドアが開閉している途中で好きな位置で一時停止が可能な「ドアストップ機能」もあります。これは、風や雨を車内になるべく入れたくない時に最小限の開口幅で乗り降りしたり、停車中に車内の換気をしたいときなどに便利ですね。
さらに、セレナは3列目シートに座る人の利便性にも注力しているのがポイント。2列目の人が眠ってしまった時など、3列目の人が自力でスライドドアを開けようとするとなかなか大変なのが一般的なのですが、セレナは3列目シートの人のための開閉スイッチが用意されているのです。閉じ込め事故防止にもなりますから、安心ですね。
というわけで、いろんな機能が加わって日々進化している電動スライドドア。どれだってそんなに変わらないんじゃない? と思っていた人もいたかもしれませんが、いかがでしたでしょうか。一度使うと、今までけっこうプチストレスだったんだな〜と実感するものが多く、その便利さを知ったらもう戻れないかも!? 子育て中の負担もグッと軽くなると思いますので、スライドドア車を検討する際はぜびチェックしてみてくださいね。