スーパースポーツ系のメーカーは伸びている
コロナ禍もあって身のまわりで景気のいい話を聞かないという人も多いでしょうが、低金利の融資が受けやすくなったことで、スーパーカー・カテゴリーのモデルは好調に売れているという話もあります。実際、トレンドとしてもスーパーカーは売れています。
2018年度と2019年度の日本における販売台数を、おもなブランドで比較してみると以下の通り。どのブランドもおしなべて大きく販売台数を伸ばしているのです。
ランボルギーニは、SUVモデル「ウルス」が大幅な販売増の原動力になっているでしょうし、SUVによって販売規模を拡大しているのはポルシェも同様です。さらに、SUVをラインアップしていないフェラーリやマクラーレンも伸びているのですから、スーパースポーツを購入する(できる)ユーザーは確実に増えていると見ることができます。
ホンダNSXは売れているのか画像はこちら
まったく縁がないという人からすれば「格差社会」といわれて久しく、富の偏在が進んでいるのは実感する数字かもしれません。ちなみに、輸入乗用車全体では2019年度の販売台数は前年度比で94.8%と減少傾向にありますから、そのなかで大きく伸びているということは、フェラーリやランボルギーニといったスーパースポーツ系ブランドのニーズが高まっているというわけです。いずれにしても、こうした販売実績を眺めていると、スーパースポーツを購入できる富裕層は確実に増えていると考えるのが妥当です。
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さて、そこで気になるのが国産ブランドのスーパースポーツ。ミッドシップに3.5リッターV6ツインターボエンジンを積み、前後に計3個のモーターを積むハイブリッドスーパーカー「NSX」の販売はどうなっているのでしょうか。一部にはNSXはイタリアンブランドのように売れていないという声もあります。
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結論から言ってしまうと、NSXはメーカーの計画通りにしっかり売れています。
NSXの公式ホームページ(https://www.honda.co.jp/NSX/)を見ると「現行モデルの販売は終了いたしました」という表記があります(2020年6月25日時点)。これはなにを意味するのか、ホンダの広報部に確認したところ、「おかげさまで2020年モデルがすべて売れたということです」という回答がありました。
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