同じ緑色でも高速道路によって明るさが違う!
1963(昭和38)年の名神高速道路開通に向けて標識令を定めるときに、高速道路の案内標識の地色についてもヨーロッパで普及している青か、アメリカ式の緑のどちらを採用するかが検討された。
その際、夜間に走行実験を行い、ヘッドライトに照らされた青色の反射シートが参加者全員に緑と誤認されたため、昼でも夜でも見え方の変わらない緑色が採用されることになったらしい。
なお、国土交通省の資料によると、道路標識の色彩については「標識令」により「緑色」、「青色」とされているのみで、色番号で規定されていないと書かれている。
ただし(財)日本規格協会によって、保安用反射シート及びテープの色の規格が決められており、道路標識の色彩はこちらを利用するのが原則。
ちなみにNEXCO各社と首都高速では同じ緑色でも濃さが微妙に違い、首都高グリーンの方が明るい緑となっている。