メルセデス・ベンツの人気SUV「GLA」が2代目に進化! 完全新型「GLB」もラインアップに追加 (1/2ページ)

GLAは先代のコンセプトを活かしつつスタイリッシュに進化

 メルセデス・ベンツ日本は、新型SUVを2モデル「GLA」ならびに「GLB」を発表し、予約注文受付を開始した。なお、GLBはメルセデス・ベンツブランドのSUVにとって9番目の新型モデルとなる。なお、納車開始は2020年7月ごろとなる予定だ。

 GLAは2014年に初代が登場し、今回の新型が2代目となる。デザインはフロントまわりをクローム仕上げかつ力強いアンダーガードを採用。さらに、2本のパワードームを備えたボンネットが、SUVらしさを際立たせている。

 ラジエーターグリル内には、メルセデス・ベンツのSUVには共通して採用される特徴的なデザインのルーバーを装備。ヘッドライトはクーペのように上下方向に薄く、シャープで抑揚のあるデザインだ。

 AMGラインではラジエーターグリルは下部が広がる台形となり、ダイヤモンドパターンにクローム仕上げが施される。加えてバンパー下部左右に2本のフィンが配置されるなど、スポーティさがプラスされたスタイリングとなる。

 インテリアデザインはAクラスを踏襲しつつ、モダンかつアバンギャルドな雰囲気に仕立てられた。ダッシュボードはインストゥルメントクラスターの上方カウルを廃止。そしてワイドスクリーンディスプレイがその上部に置かれたことで開放感がアップ。横方向のワイドさをより強調したデザインとなっている。

 搭載するパワートレインは、2リッター直4クリーンディーゼルターボ。最高出力は150馬力、最大トルク320N・mで、コンパクトなボディを力強く加速させる性能と低振動による高い静粛性を両立させた。

 組み合わせるトランスミッションは、8速デュアルクラッチの8G-DCT。さまざまな状況でつねに最適なギヤを選択し、環境性能や動力性能に貢献する。駆動方式は4WDのみ。ダイナミックセレクトのスイッチを操作することで、基本の前後トルク配分比を変化させることが可能となっている。

 基本となるのはECO/コンフォートで80:20。スポーツでは70:30に、オフロード走行では四輪駆動クラッチがセンターディファレンシャルロックのように働き、50:50となる。どのモードにおいても路面状況に応じて最適なトルク配分に変化することで、最適な駆動力をつねに得ることが可能だ。

 なお、オフロードモードを選択するとマルチビームLEDヘッドライトが車両直前部を広く明るく照らすようになり、障害物の発見をしやすくなる。急なオフロードの下り坂を2km/hから18km/hの間で事前に設定した一定の速度でゆっくりと降りられるDSR(ダウンヒルスピードレギュレーション)も装備している。

 スタイリッシュなデザインだが、広く快適な室内空間やユーティリティ性能も充実。前席の着座位置は従来型より97mm高くなり、Aクラスからは140mm、Bクラスからは52mmも高くなっている。これにより全方位の視認性を高め、安全なドライブを楽しめる。

 後席のレッグスペースは従来より116mm広くなり、前後方向のゆとりが大幅に向上している。さらに、140mm調整が可能な60:40分割式の前後スライド機構を有しており、後ろにスライドさせれば広く快適なレッグスペースが確保できる。

 リヤシートは40:20:40で分割可倒することができ、さまざまな荷物に合わせたアレンジが可能。バンパー下部に足を差し入れるだけで、テールゲートを自動で開閉可能なEASY-PACK自動開閉式テールゲートを標準装備。重たい荷物もラクに収納可能だ。


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