トヨタはモデル数が多いため別のモデルに吸収される可能性も
最近ホンダのグレイスとシビックセダン、ジェイドが近々生産終了となることが明らかになった。日本車のラインアップを見ると販売台数や登場時期などから「そろそろなくなるのではないか」と感じるクルマも少なくない。今回は、そんなクルマをピックアップすると同時に筆者の主観でその将来を考えてみよう。
■トヨタ
1)プレミオ&アリオン
両車はかつてのコロナ&カリーナを引き継ぐミドル4ドアセダンで、5ナンバーサイズという点を主な理由に根強く売れている。現行モデルは2016年にビッグマイナーチェンジされたものの、登場自体は2007年と古く、いつ何が起きてもおかしくない。将来に関してはフルモデルチェンジされるという説と絶版になるという情報が錯綜しており、5月からトヨタ車は基本的に全ディーラーで全車種が買えるようになったこともあり、現行カローラによりラグジュアリーにしたグレードを追加してプレミオ&アリオンの後継車にすれば十分にも感じる。
しかし、もしトヨタが「熟年層を対象にした5ナンバーのセダンが必要」と判断したなら、強引な話ながらヤリスを大幅に拡大するといった成り立ちでカローラとプレミオ&アリオンの車格が逆転するような前代未聞の事態も伴いながら、プレミオ&アリオンが継続されるという可能性もゼロではないのかもしれない。
2)プリウスα
プリウスαは2011年登場に登場した、先代プリウスをベースとしたステーションワゴン&7人乗りミニバンである。トヨタにはプリウスαに近いサイズのカローラツーリングというステーションワゴンがあり、ミニバンに対する需要もシエンタやノア三兄弟といったスライドアで全高が高いものに移行していることもあり、残念ながら後継車なく絶版となる可能性が高いのではないだろうか。