ナメてかかると命を落とす! 梅雨時期に起こりうる「冠水道路」で立ち往生したときの正解とは (1/2ページ)

冠水している場所の走行は極力避けて迂回する方が良い

 梅雨がやってきた。これから夏になるとさらに台風シーズンもやってくる。また、気候変動の影響でゲリラ豪雨も増えている。ゲリラ豪雨が怖いのは強い雨足に視界が遮られるだけでなく、道路の排水性能を超える雨量により水たまりができたり、アンダーパスなどが冠水してしまったりすることだ。

 そうした冠水状態を目の前にしたとき、ドライバーはどのように対処すればいいのだろうか。

 まず言えるのは冠水している場所の走行は極力避けることだ。迂回するなど可能な限り、冠水路を走らずに済むようなルートを選定したい。なにしろ、冠水している状態では、水の深さもわからなければ、水中にどのような障害物があるかも見えない。どんなクルマであっても情報のない冠水路に突入するのはリスクが大きすぎる。

 もし、目前の冠水路にほかのクルマが進入しているようなら、その様子をみて判断するという手もあるが、いずれにしても他車が冠水路を走行しているときは、その手前で待っているのが基本。完全に抜け切るまでは、冠水路内で停止してしまうかもしれないからだ。続けて入ってしまい、2台、3台と冠水内で停車してしまうのはあまりに危険だし、無謀な行為だ。


山本晋也 SHINYA YAMAMOTO

自動車コラムニスト

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スズキ・エブリイバン(DA17V・4型)/ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE SP(SC82)
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