レクサスLC待望のコンバーチブルが登場! 内外装色にこだわった特別仕様車も60台限定で発売

特別仕様車は青の洞窟をイメージしたカラーコーディネイトに

 レクサスは、ラグジュアリークーペ「LC500」のラインアップにコンバーチブルを追加し、7月15日(水)より発売すると発表した。メーカー希望小売価格(税込み)は、1500万円。同時に、専用の内外装色を採用した特別仕様車「ストラクチュラルブルー」を設定し、60台限定で発売する。メーカー希望小売価格(税込み)は1650万円。そのうち現LC500オーナー向け40台の先行商談はスタートしており、20台を一般向け抽選販売分として、6月18日よりウェブ上で商談公募を開始している。

 LCはレクサス変革の象徴として、独創的なデザインや優れた走行性能を実現したモデル。その後のレクサスの車両開発を大きく変え、全モデルラインアップの乗り味を方向づける1台となっている。

 ルーフを開いていても、閉じていても美しいシルエットを追求。ルーフオープン時はソフトトップが完全に格納される自動開閉式となるトノカバー付きフォールディング機構を採用している。クーペ同様に低く構えたフロントフェンダーに加えて、ドアエンドのベルトラインのキックアップ形状、トランク後端を跳ね上げたリヤシルエットにより、キャビンまわりの適度なタイト感ならびに前後の伸びやかさを併せ持つプロポーションを実現した。

 さらに、トランク後端を左右に広げ、ラグジュアリースポーツらしい存在感を際立たせたリヤデザインにも注目だ。ソフトトップは材質や質感を吟味し、さらに骨格や素材の張り具合を徹底的に検証。これにより、ルーフを閉じた際もクーペのような美しいルーフラインとなるようこだわり抜いている。

 メタルルーフではなくソフトトップとした理由は、車両重量を軽くできること、そしてルーフの収納スペースを最小化することができ、ルーフオープン時の美しいスタイルを実現できるため。そして、吸音材を組み合わせた4層構造としたことで、優れた静粛性も備えている。

 ボディカラー11色とソフトトップ2色、インテリアカラー3色を用意。トータル44通りの組み合わせが可能となっている。

 インテリアにもコンバーチブルならではのこだわりが満載。シート肩口のキルティングや穴径の異なる3種類のパーフォレーション加工によるグラデーションの表現、ヘッドレスト後部にてさりげなく主張するLマークのエンボスなど、細部まで徹底的に作り込むことで、ルーフを開けた際の車外からの見え方にこだわっている。

 パームレスト内にあるルーフスイッチは、開閉とスイッチを傾ける方向を合わせたことで直感的な操作が可能に。開閉動作中はマルチインフォメーションディスプレイに作動状況が表示される。

 ルーフの開閉時間は約15秒。書の三折法にヒントを得て、開閉動作を「動き出し」「途中」「動き終わり」の3ステップに分解。動き出しと終わりは適度なタメをもたせながらも、極端な速度変化がないようリズム良く一連の動作をつなぎ、優雅で自然な動きを実現している。

 オープンエアを感じながら、車内での会話も自然に楽しめるよう、ベルトラインやリヤの造形にもこだわっている。さらに、透過性のあるウインドディフレクターを設定したことで、開放感と視界はそのままに、車内の不快な風の流れを抑制し静粛性を高めている。

 レクサスクライメイトコンシェルジュにより、どのような気候でも快適なオープンドライブが楽しめるよう、エアコン/シートヒーター/ネックヒーター/ステアリングヒーターを自動制御。エアコンはルーフの開閉状況に応じて制御を変更することで、快適性を追求している。

 マルチメディアシステムは、スマートデバイスリンク、アップルカープレイ、アンドロイドオートに対応。スマートフォンと10.3インチワイドディスプレイを連携させることで、画面操作や音声操作が可能になり利便性が向上する。

 特別仕様車「ストラクチュラルブルー」は、専用ボディカラーのストラクチュラルブルーと、専用インテリアカラーのライムストーンの組み合わせで、青の洞窟をイメージしたカラーコーディネイトで仕立てられている。

 ボディカラーは海の青と同様に、特定の波長の光を反射する構造発色の原理を持ち、唯一無二の青を実現。白い海底に見立てたインテリアカラーのライムストーンをを組み合わせたことで、ブルーを際立たせて自然が生み出す奇跡の現象を表現した。

 同時にクーペも一部改良が施されている。フロントサスペンションのロアアームをアルミ化し、リヤスタビライザーバーの中空化。さらにコイルスプリングの高強度材を採用し、ディスクホイールの軽量化したことでバネ下質量を約3.7kg軽量化した。ショックアブソーバーの伸び側と縮み側を独立制御するAVSの制御をそれぞれ変更して応答性を向上。加えてEPSの制御をより滑らかでリニアな応答性としたことで、優れた操舵レスポンスやライントレース性能を実現した。また、アクセルを踏み込んだ際に発生しやすいアンダーステアを抑制する、アクティブコーナリングアシストを採用し走りも追求している。


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