ゴリッとクルマの下から嫌な音!  最悪エンジンブローも起こる「下まわり」をぶつける危険とは (2/2ページ)

悪影響を感じなくてもプロにチェックしてもらうと良い

 次に気になるのがオイルパンへのダメージだ。ほとんどのクルマのエンジン下部には、エンジンオイルを貯めておくオイルパンというものがある。エンジンが始動しているときは、エンジン内部をオイルが循環しているわけだが、エンジン内部を通ったオイルは一旦オイルパンに戻り、ここからオイルポンプによって再び循環するというサイクルとなる。

 そのため、オイルパンにダメージがあると、オイル漏れの可能性はもちろんだが、オイルパンが変形してオイルポンプがうまくオイルを吸い上げることができず、オイルが循環しないでエンジンブローという最悪の結末の可能性も考えられるのだ。

 他にもぶつけた部分の塗装が剥げ、そこから腐食が始まって気づいたら床に大穴が空いていたという事例もあり、見えないところだからこそ気づいたときには手遅れということも大いにある。

 それだけに、もし下まわりをぶつけてしまったら、そのときは影響を感じなくても一度プロにチェックしてもらうことをオススメしたい。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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