「出先で給油」のストレスから解放! 満タンで1000km以上走れる「ガス欠無縁」な国産車5選 (2/2ページ)

ディーゼルモデルならば燃費もよく燃料代も安く済ませられる

3)トヨタ・ランドクルーザープラドディーゼル

 現行ランドクルーザープラドは登場から10年が経過しながら、高い悪路走破性を確保しながらオンロードでも快適な点や高級感、ギリギリ取りまわしが苦にならないボディサイズなど、魅力を保ち続けているモデルである。

 搭載されるエンジンは2.8リッターディーゼルターボと2.7リッターガソリンNAの2つで、前者のカタログ燃費は走行パターンを総合した古い測定方法となるJC08モードで11.2から11.8km/Lだ。ランドクルーザープラドディーゼルの車重は2.2トンといったところだが、高速道路を淡々と走れば13km台の燃費が期待でき、燃料タンクは87リッターと巨大なので、残り7リッターとなる80リッターまで燃料を使えるとすれば、航続距離1000kmは十分視野に入る。また軽油なので現在の燃料価格なら満タンにしても1万円札でお釣りがくるのも嬉しいところだ。

 ランドクルーザープラドディーゼルでの高速クルージングは、見晴らしのいい高い着座位置から車重の重さも生かしたドッシリとした高い走行安定性を、耳に心地いいディーゼルのエンジン音を伴いながら大船に乗ったような気分で味わえるというもので、じつに快適だ。

4)マツダのディーゼル車全般

 マツダのディーゼル車は、1.5リッターディーゼルターボを搭載するコンパクトカーのマツダ2のFF車なら、淡々とした高速巡行なら25km/L程度の実用燃費が期待できる。燃料タンクもコンパクトカーとしては44リッターと大きく、そのうち40リッター使えるとすると航続距離1000kmをクリアできるチャンスはある。

 また速さという魅力も持つ2.2リッターディーゼルターボ車も同様の走り方なら20km/L近い実用燃費をマークする可能性は高く、とくにラージ3列SUVのCX-8なら燃料タンクも70リッター以上あるので、65リッター使えるとすれば航続距離1000kmはそれほど難しくない。

 さらにマツダのディーゼル車には、表情豊かなディーゼルエンジンを自分のシフト操作でより濃厚に楽しめるMT車の設定が多いのも大きな魅力だ。


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