コレクターズアイテムとなり大きく値段が下がる可能性は低い
2)日産スカイラインGT-R(R32型)
1989年におよそ16年振りに復活した第2世代GT-Rと呼ばれるR32型スカイラインGT-Rは、グループAで勝利することを至上命題として生まれたまさにレース直系のモデルと言える。
一時期は100万円を下まわる個体もゴロゴロしていたR32GT-Rであるが、気づけば最終型の1994年モデルまですべてが25年ルールの適用範囲内となったことで価格は高騰。現在はもっとも安い個体ですら200万円を下まわらない状況となっている。
高いものでは新車価格を上まわるのはもちろん、1000万円オーバーのものも存在するほどで、ボリュームゾーンは300~400万円と気軽に手を出せる価格ではなくなりつつあるようだ。
3)日産シルビア(S13型)
現在アラフォー世代のクルマ好きであれば、免許取得直後に仲間のなかで1人は乗っている人がいたといっても過言ではないほど、手ごろな入門車というキャラクターだったS13系シルビア。とくに前期型のNAモデルではひとケタ万円で見つけることも容易だったイメージだった。
しかし、あれから時代は流れ、良質な個体がどんどん失われた現在では、そんな価格で見つけることはほぼ不可能といった状態だ。当時も一通り手が入っているチューニングカーは高値となっていたが、現在ではフルノーマルに近いものが高値となっており、前期、NA、ATという当時は不人気の塊だったような個体も、低走行であれば200万円近い価格となっている。
すでに市場に流れるような比較的程度のよい個体自体が減少気味で、台数の多い価格帯は120~200万円弱と当時の新車価格と大差ないところまで上がってきているようである。
どれも登場から30年近い年月が経過したモデルということもあり、もはやコレクターズアイテムと化しつつある感もあり、今後も大きく値段が下がる可能性は低いだろうから、購入を迷っているのであれば、すぐにでも行動に移した方がよさそうだ。