初めて作業する人でも簡単に交換できるものも!
2)タイヤとライト類のチェック
さて、エンジンルームの点検が終わったら、次はクルマまわりです。ここではタイヤとライト類をチェックしましょう。まずタイヤは空気圧が規定通りに入っているか。自分で手軽にチェックできる道具がない場合は、ガソリンスタンドでお願いしましょう。規定の空気圧はドアを開けた側面や、取扱説明書に記載してあるので覚えておくといいですね。そして溝の深さ、亀裂や釘などが刺さったりしていないか、タイヤの状態も確認しましょう。
ランプ類は、汚れや傷がないかどうかはもちろん、いちばん大事なのはブレーキを踏んだ時にちゃんと点灯するかどうかです。誰かもう1人いれば簡単に確認できますが、自分1人の場合は窓ガラスや壁などに映して確認する方法もあります。
3)警告灯や異音、異臭の確認
さぁ、あとは運転席に座って、いつもと違うことがないかどうか、確認すれば点検はOKです。エンジンを始動して、警告灯などはついていませんか? 異音や異臭はしませんか? 何か気になることがあったら放置せず、販売店やカーショップなどに相談しましょうね。
こうして点検が板についてきたら、ぜひ簡単なメンテナンスにも挑戦してみましょう。女性やクルマに不慣れな人でもトライしやすいのは、ワイパーブレードの交換やエアフィルターの交換です。ワイパーブレードはゴム製品なので、劣化しやすい部分です。ワイパーを動かしてみて、ゴゴゴと変な音がしたり、引っかかるような不自然な動きになっていたり、雨の拭き残しが多くなってきたら、交換のサイン。カー用品店のワイパーブレード売り場に行くと、たくさんの種類があって迷ってしまうかもしれませんが、車種ごとに合う商品ナンバーが記載されているカタログがあると思うので、それを見て選べば簡単です。交換方法もパッケージに書いてあるので、初めての人でも10分もあれば終わる作業です。
そしてエアコンフィルターは、外から取り込んだ空気をきれいにして車内に取り込むために欠かせない部品です。花粉やPM2.5、黄砂などで想像以上に汚れやすく、小さな虫や葉っぱなどが詰まっている場合もあるので、1年に1回は交換すると安心。こちらもいろんな種類がありますが、車種に合った商品をチェックして選びましょう。
交換手順も車種によって違いますが、多くのクルマはグローブボックスの奥に入っており、それを取り出して新しいものを入れるだけの作業で、これはものの5分で終わるでしょう。交換後はエアコンをオンにすると爽やかな風が出てくるようで、気分もスッキリです。
というわけで、女性や機械いじりが苦手な人でも簡単にできる点検&メンテナンスをご紹介しましたが、これなら私にもできそう! と思っていただけましたでしょうか? 少しずつでもいいので、愛車の様子を見てあげて、触れてあげることで、いつも安心して走れるだけでなく、だんだんと愛車が文字通り「愛おしい」クルマになってくると思います。機械とはいえ、手をかけてあげればあげるほど、クルマはいい状態が保てるもの。尻込みせず、ぜひトライしてみてくださいね。