お互いが理解し合えば魅力あふれるクルマ好き夫!
また、私の個人的な意見としては、決してクルマ趣味が悪いとは思いません。なぜなら、もしそれまでクルマ趣味につぎ込んでいたお小遣いや時間が余るようになって、それならばと毎晩のように飲み歩いたり、キャバクラに通ったり、最悪の場合は愛人なんて作ったりしたらどうでしょうか? それこそ家庭崩壊になりかねないですね。
クルマいじりは、体や洋服は汚れるかもしれませんが、基本的に同じ場所で作業するので居場所はつかみやすいし、走りに行けばお酒は飲めませんから、どこかで缶コーヒーでも飲んで帰ってくるぐらいで、よっぽど健全です。
そして何より、少しでも不具合があれば命に関わるクルマのことを、年がら年中気にしてメンテナンスしてくれているのですから、家族としても安心感が高いのではないでしょうか。なので、クルマ趣味をすっぱりとやめさせるよりは、常識的な範囲で続けさせてあげる方が、妻としては得策だと思うのです。
ここで重要なのは、やめなくてもいいけど「お金」と「時間」にはある程度制限を設けてもらうことでしょう。お小遣い制など、ご主人の自由になるお金が把握できている場合は、それを超えないことを守ってもらいます。もちろん、税金や保険などクルマの維持にかかるお金も含めて、家計からの補填はしないことが重要です。もし夫婦で別会計にしているなら、生活費や将来のための貯蓄など必要なお金は確保した上で、クルマにかかるお金の詳細も開示してもらい、大体の流れは掴んでおくといいですね。
そして時間は、休みの日だからといってそのすべてをクルマのために費やされると、妻の家事や育児の負担が増すばかり。とくに共働きの家庭では、妻だって疲れているし自分の時間も欲しいものですよね。週休2日なら、クルマ趣味に費やすのはどちらか1日だけにしてもらったり、もし危険な場所でないなら子供も一緒に連れて行ってもらうなど、お金だけでなく時間をセーブすること、家族との時間を作ることも考えてもらいましょう。
最後に、趣味のクルマというのは男性にとって、自分の分身だったり子供のような存在です。しっかりと夫婦の間で約束事をして一度許したのなら、それ以降は決して妻はそれに関して嫌な顔をしたり、否定的な発言はしないのがマナーだと思います。できれば少しでもご主人の思いに寄り添い、ミニカーを飾ってあげたり、たまには洗車を手伝ってあげるなど、家族の一員として見てあげれば、きっと夫婦円満が続くはずです。