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エンジンオフで家電もエアコンも使い放題! アウトドア無双確実なのに「ミニバン」に「プラグインハイブリッド」がない理由 (1/2ページ)

エンジンオフで家電もエアコンも使い放題! アウトドア無双確実なのに「ミニバン」に「プラグインハイブリッド」がない理由

本格ミニバンのプラグインハイブリッド車は現状存在しない

 これからの時代は電動車が主流になることは、世界中の自動車メーカーの動向を見ても明らか。今でもプリウスに代表されるおなじみのハイブリッドや、電気自動車の新しいカタチとして、エンジンで発電し、バッテリーとモーターで走行する日産e-POWER、リーフなどのピュアEV=電気自動車が続々と登場している。

 たとえば、人気のSUVでも、トヨタRAV4、CH-R、ハリアー、ホンダCR-Vなどにハイブリッド車があるし、多人数乗用車の両側スライドドアを備えた本格ミニバンにも、トヨタ・アルファード&ヴェルファイアはもちろん、ノア&ヴォクシー、シエンタ、ホンダ・ステップワゴン、フリードなどにハイブリッドがラインアップされ、売れ筋になっているぐらいだ。

 クルマの電動化は、HV(マイルドハイブリッド含む)→PHV(PHEV)→ピュアEVの順で電動領域が広がるのだが、そのHVとEVの中間にあるPHV(PHEV)は、いまひとつ、車種が少ない。HVプリウスとは異なるエクステリア&インテリアデザインが見どころでもあるプリウスPHVや、アウトランダーPHEVの人気は、日本ではHVほどではないものの、実際に使ってみると、HVよりモーターだけで走れる距離が圧倒的に長く、EVさながらのモーター主体の加速感、加速性能は極めてEVに近い。

 しかも、ピュアEVと違い、エンジンを搭載しているため、充電ありきではなく、バッテリーとエンジンの二刀流で走れる安心感がある。プリウスPHVやアウトランダーPHEVの充電キットには、充電スポットではピュアEVに譲りましょう……というプレートが付いているぐらいで、たとえ、バッテリーが底をついても、ガソリンが張っている限り、走り続けられるところも大きな魅力となっている。

 そんなHVとEVのいいとこ取りをしているPHV(PHEV)のミニバンは? と言えば、両側スライドドアを持つ本格ミニバンには皆無。家電品が利用できるAC100V/1500Wコンセントは普通のハイブリッドミニバンにもついているが、PHVならバッテリー容量が大きいためにさらに使いやすいなど、アウトドアでも大いに活躍できそうなのに、なぜか、ない。あれば、売れるかもしれないのに、である(あくまで素人発想)。

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