単なる「需要減」じゃない! コロナ禍で中古車価格が下落し「買い時」になったワケ (2/2ページ)

検討していたワンランク上のモデルを狙うチャンスか

 海外に輸出される日本の中古車と聞くと、日本では値段の付かないようなくたびれた実用車というイメージがあるかもしれないが、最近ではレクサスやトヨタ・アルファード/ヴェルファイア、ハリアーなど、登録から数年落ちというものが海外の富裕層向けに輸出されているのである。

 そういった本来、輸出されるハズだった中古車が輸出できなくなってしまったことで、自社在庫を抱えたくない輸出系の業者が再び国内業者オークションに出品し、若干の飽和状態となっているようなのだ。

 そのため、消費が冷え込んでいる上に流通台数が増えたことで、車種によっては供給過多の状態となって、一部の車種の価格が下がっているというのが真相となる。

 今後も予断を許さない状況が続いていくことが予想されるだけに、数百万円クラスの買い物は控えたいタイミングではあるが、もし狙っている車種があるのであれば、今のタイミングで相場感などを再チェックしてみるのもいいのではないだろうか?


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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