空気の流れを味方につけてミニバンらしからぬ走りを味わえる
ホンダは、ベースモデルの走りを熟成させたコンプリートカー「Modulo X(モデューロX)」シリーズのフリード・モデューロXをマイナーチェンジし、5月29日(金)より発売する。
今回のマイナーチェンジでは、熟練したエンジニアが開発することで、上質かつスポーティな走りをさらに深化させている。とくに注目したいのが、こだわりのエアロパーツだ。フロントマスクは、新設計となる専用デザインのエアロバンパーやフロントグリルを採用。LEDフォグランプもプラスされ、スポーティさを際立たせている。ボディ色などの立体造形によって、Xを表現した精悍な顔つきだ。
このフロントバンパーはデザインだけではない。上質な走りに貢献する3つのフィン“実効空力デバイス”が採用されている。実効空力とは、日常使う速度域でも体感できる空力性能のことを意味する。
ひとつ目はバンパーサイドにあるエアロフィン。スムースに旋回姿勢へ移行することが可能になり、なおかつホイールハウスで発生する気流の乱れを抑制し、ワンランク上の旋回性能をもたらしてくれる。
ふたつ目は、バンパーセンター下部に用意されたエアロスロープだ。箱型形状を採用し、車体下中央に速い空気が流れることで、レールの上を走っているかのような安定感ある走りを実現する。
3つ目はフロントエアロバンパー前面両端の下部に設けられたエアロボトムフィン。これによりホイールハウス内を通る風の流れをスムースにすることで、内圧を低減してサスペンションの動きを良くしてくれる効果を生む。その結果、乗り心地をさらに向上させることに成功している。
そのほかにも、リヤロアスカートやサイドロアスカート、テールゲートスポイラーやクリスタルブラック・パールのドアミラーなどモデューロX専用アイテムを装備している。
インテリアは、シート表皮をプライムスムース×スエード調のコンビシートに変更。質感の向上はもちろん、運転中に体が滑ってしまうことを防ぐことにも貢献する。ブラック基調のインテリアカラーと合わせて、特別感を演出。
ボディカラーは、プラチナホワイト・パール、ミッドナイトブルービーム・メタリック(ともに3万3000円高)、クリスタルブラック・パール、プレミアムクリスタルレッド・メタリック(5万5000円高)の4色を用意。インテリアカラーはブラックのみだ。
メーカー希望小売価格(税込み)は、下記の通り。
Modulo X Honda SENSING 295万200円(6人乗り)/297万2200円(7人乗り)
HYBRID Modulo X Honda SENSING 325万6000円(6人乗り)/327万8000円(7人乗り)