
車両の仕様などが判別できるコードみたいなもの
自動車にはそれぞれ固有の名前が付けられている。いわゆる「車名」というものだ。通常はカローラやスカイラインといった車名でクルマのことを呼ぶのが一般的であるが、コアなクルマ好きになると、車名ではなく型式名で呼ぶことが多くなるのだが、果たしてそれはなぜなのだろうか?
そもそも型式とは、自動車の車種やモデルを分類するためにアルファベットと数字の組み合わせなどで表される識別記号であり、車検証の「型式」の部分に記載されているものだ。たとえば現行スカイラインの3リッターターボモデルであれば「5BA-RV37」となる。
ちなみにハイフンの前にある「5BA」は自動車排出ガス規制の識別記号を表しており、一般的な型式はハイフンの後の「RV37」を指すことになる。
型式の説明が済んだところで話に戻ろう。なぜ、クルマ好きは車名ではなく型式で呼ぶのか? これはまず、「わかってる感」が演出できるという点もあるだろうが、型式を言うことである程度の仕様まで判別できるという点が挙げられるだろう。