同車格で比較しても魅力的な価格を実現しているモデルも!
4)フォルクスワーゲン・パサートセダン
フォルクスワーゲンでは、アッパーミドルセダンに分類される、パサートセダンも、ドイツ勢のメルセデスベンツCクラス、BMW3シリーズ、アウディA4、ジャガーXEと比較して、想像以上にリーズナブルなハイコストパフォーマンス車だ。セダンの価格は2リッターTDI、190馬力、40.8kg-mを発揮するクリーンディーゼルエンジンを積むTDIエレガンスラインで441.4万円(ナビゲーションはオプション)。
メルセデスベンツCクラスの実質的エントリーモデルのC180アバンギャルドが530万円、BMW3シリーズのこれまた実質的なエントリーグレードの320iが536万円だから、ドイツ車の同車格でありながら、エレガンスラインにオプションとなるナビゲーション分を加味しても80万円近く安く買えることになる!!
5)プジョー508
同じく、欧州Dセグメントに属するプジョー508の価格にも注目だ。1.6リッターガソリンターボエンジンを積む508 Allureの価格はなんと424.7万円から。プジョーi-コクピットの先進感やフランス車ならではの乗り心地、そしてダイナミックなフロントグリルやエレガントなボディスタイルもまた、街に溢れるドイツ車と一線を画す存在感となって発散される。輸入Dセグメントでもっともリーズナブルな価格帯にある1台が、このプジョー508と言っていい。
6)シボレー・コルベット
最後に紹介するのは、2020年モータートレンド・カー・オブ・ザ・イヤー受賞の、シボレーコルベット。価格は1400万円とまったく安くはないが、C8となったボディはこれまで以上、どころではない、挑戦的なスーパーカーそのもののルックス、未来感満点のスポーツカーインテリアを備える。
ミッドシップにレイアウトされる6.2リッターV8エンジンは369馬力、65.0kg-mものスペックを誇り、0〜60マイル(約96km/h)加速2.9秒、最高速度約312km/h(メーカー値)というのだから、まさにスーパーカー、生粋のスーパースポーツそのもの。そうしたニューコルベットの全貌からすれば、日本での1400万円という価格が、フェラーリなどの欧州のスーパーカーに対してリーズナブルと思えてくるのは、世界中の専門家の賛辞の言葉を借りなくても、当然と言えるだろう。