国産車ではマツダ車のコストパフォーマンスが非常に高い
世のクルマのなかには、見た目、存在感、内装のゴージャスさ、そしてパフォーマンスに対して、意外なほどリーズナブルな価格で買えるクルマがある。比較的安価な予算で見栄を張れるだけでなく、いい買い物をしたと実感できるというわけだ。今回は見栄えはするのに手ごろなクルマをいくつか紹介しよう。
1)マツダCX-8
国産車では、マツダ車全般がそれにあたる。とくに、2019年3列シートSUV国内販売台数No.1のCX-8の値ごろ感は圧倒的で(7万7000円のオプションとなるソウルレッドクリスタルメタリック推奨)、見た目500万円級のサイズ、デザイン、内装の洗練度、そしてパフォーマンスを含め、294.8万円から買える大型SUVには到底、見えない。
実際に走らせてみても、スカイアクティブDのトルキーかつ滑らかで静かな走行性能、クリーンディーゼルエンジンならではのトルクのゆとりにも満足できるはずである。
2)マツダCX-30
マツダ車では、立体駐車場への入庫が容易なクロスオーバーSUVであり、2020年ワールド・カー・オブ・ザ・イヤーのベスト3に選ばれた栄誉あるCX-30のバリューも極めて高い。
ボディサイドの美しさ、上質感溢れるインテリアの仕上がりも、とても300万円級のクルマには見えないだろう。CX-8同様、オプションのソウルレッドクリスタルメタリックのボディカラーなら、街に、緑に映える鮮やかさが際立ち、見る者を魅了する。
3)フォルクスワーゲン・アルテオン
輸入車では、フォルクスワーゲンに、見た目や存在感に対してすこぶるリーズナブルな車種がある。代表格はフォルクスワーゲンのフラッグシップモデルであるアルテオン。パサートベースながら、ファストバックデザインの優雅さ、クーペライクなスタイリッシュさ、そしてハッチバックゆえのワゴンに匹敵する機能性、4MOTIONと呼ばれるフルタイム4WDの駆動方式さえ持ち合わせているのだ。
初めて、黄金色に輝くターメックイエローメタリックの20インチタイヤ&ホイールを履く実車と対面したときには、上陸時に500万円台だった価格に対して、7〜800万円級の価格を思わせたほどだった。パフォーマンス的には280馬力、35.7kg-mと特筆するほどではないものの、現時点で625万円~の価格は、改めて、フォルクスワーゲンのフラッグシップモデルとしてじつにリーズナブルだと思わずにいられない。
で、より高価に見える、選択すべきボディカラーはターメックイエローメタリック。スーパーカー的ビジュアルを演出するのにもってこいのゴージャス感があるゴールドっぽい色である。