ディーラーではあえて先代ハリアーをストックしている
ただそれでも、先代ではハイブリッドは4WDのみだったので、2リッターのガソリンエンジン車との価格差が90万円ぐらいあったが、今回はハイブリッドにも2WDが設定されたので売りやすくなったと語ってくれた。
「発売直後は値引きが厳しいんでしょうね」と話をふると、「じつはまだ弊社でも、先代ハリアーの在庫を数台ストックしています」と話してくれた。しかも、単純な“売れ残り”ではなく、新型が出た時に併売できるようにストックしているとのことであった。
自販連(日本自動車販売協会連合会)統計によると、新型ハリアーが発表となった4月の前月となる、3月の先代ハリアーの販売台数は前年比57.3%ながら2908台も販売している。このような場合には、販売店では売り切れどころか新型登場後も売れ残りではない、意識的に先代モデルが残るように在庫をストックしていることが多い。
いまの社会状況ではディーラー側も結果的に外出を誘発してしまうので、積極的な販促アプローチもできず、全国的に見れば在庫はしばらくの間、結構残りそうである。もちろん新型が発表となったなかで先代モデルを購入するのだから、それ相応の値引きも期待できる。気になる人は是非取り扱い店(先代ハリアーはトヨペット店のみ)へ確認をしてもらいたい。