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【試乗】3つのゆとりでファミリーも大満足! 日産ルークスがもつ魅力を徹底解説 (1/3ページ)

【試乗】3つのゆとりでファミリーも大満足! 日産ルークスがもつ魅力を徹底解説

二律背反する要求をクリア先進安全装備も抜かりなし

試乗&リポート
山本シンヤ

 国内外の新車を始め、ワークスブランドにも造詣が深いジャーナリスト。一児の父。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員を務める。

 軽自動車はこれまで経済性で選ばれるケースが多かったが、最近では指名買いされることも多い。その証拠に国内新車販売に占める軽自動車の割合は年々増加。そのなかでもスーパーハイト系と呼ばれるカテゴリーには各メーカーのエース級が勢揃いすることになった。

 そんな激戦区に投入されたのがルークスである。日本カー・オブ・ザ・イヤー スモール部門など数々の賞を昨年受賞し話題となったデイズに続き日産が子育て世代をターゲットに企画・開発を担当した軽自動車の第2弾となる。軽自動車は昨今ファーストカー需要も非常に多く、ユーザーから求められる性能はより厳しい。ルークス開発チームはそれらを高次元でバランスさせるべく、日産が持つ技術をフル活用したそうだ。

 まず注目は、先進の安全支援機能の充実だ。「プロパイロット」は従来の単眼カメラに加えてミリ波レーダーを併用するセンサーフュージョンタイプにバージョンアップし、ミニバンのセレナと同等の最新性能となった。悪天候でも安定した作動とスムースな制御を実現。さらにハイビームの照射範囲を切り替える「アダプティブLEDヘッドライトシステム」や2台前の車両の急な減速を検知しドライバーに注意を促す「前方衝突予測警報」などは、日産の上級車で採用されているようなアイテムが軽初で設定されている。

 また、いざというときの衝突安全性能も抜かりなしで、自車の保護性能向上と相手車両や歩行者への加害性の低減を両立させる「コンパティビリティ対応ゾーンボディ」に加えて、日産車国内初採用となるニーエアバックを含めた7つのエアバックシステム、万が一の事故の際や危険を感じた時にスイッチひとつで専門のオペレーターと繋がるSOSコールなども標準装備。これならばお子さまを乗せたお出かけでも安心だ。

ゆとりMAXの理由その1「もしも」の時のゆとり

軽初&日産初の先進安全装備を搭載

SOSコール

 急病時などにボタンを押すか、事故発生時にエアバッグ展開と連動し通信開始。自車位置や所有車の情報が専門のオペレーターに伝えられ警察や消防への連携をサポートする。

日産国内初採用! ニー(膝)エアバッグシステム&軽最大数のエアバッグシステム

 日産の日本販売車種としては初のSRSニーエアバッグシステム(運転席グレード別設定)や、SRSエアバッグシステム、SRSカーテンエアバッグシステム、SRSサイドエアバッグシステム(前席)など計7つのシステムを採用している。

テクノロジー解説
プロパイロットとは?

 高速道路の運転時にアクセル/ブレーキ/ステアリング操作を支援し、車間キープと車線中央維持を行なう高速道路単一車線運転支援システム。ルークスは単眼カメラに加えてミリ波レーダーを併用することでより緻密な制御を可能にしている。加えてボディ/シャーシなどの基本性能の底上げも精度向上に寄与している。(山本)

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