歩行者等を守るための速度規制を実施する
「ゾーン30」という言葉を聞いたことがあるだろうか?
ゾーン30とは、生活道路における歩行者等の安全な通行を確保することを目的として、区域(ゾーン)を定めて最高速度30キロメートル毎時の速度規制を実施するとともに、その他の安全対策を必要に応じて組み合わせ、ゾーン内における速度抑制や、ゾーン内を抜け道として通行する行為の抑制等を図る生活道路対策のこと。
このゾーン30が導入されたのは、2011年。その導入のきっかけは、2010年までの10年間において、車道幅員5.5m以上の道路における交通事故発生件数は29.2%減少したのに対し、車道幅員5.5m未満の道路においては8.0%の減少にとどまっていて、車道幅員の狭い生活道路での、歩行者等への安全対策が急務とされたため。