基本的な点検やメンテナンスを怠らないことが重要
国土交通省によると確実な原因というのはわかっていないとのこと。色々な意見を総合して考えると、ふたつの原因が考えられるようだ。
ひとつ目が、右折で対向車がいれば止まるが、いない場合スピードが出ている状態で曲がることになり、左後輪への負担が大きくなるから。何トンもの荷物が遠心力で振られるのを支えるだけに、確かにストレスは大きいだろう。
そしてふたつ目が、左折時で交差点でよく見ていると、大型車が90度曲がる場合、左後輪はほぼ動かないし、タイヤ自体がかなりよじれているのがわかる。ホイールベースが超ロングで、大回りする必要があるのでこうなりがちなのだが、これもまたストレスが大きいのは確かだ。
対策としては、ハブやホイール、ナットの清掃を励行して、スムースに締め込めないようなら交換することとし、とくに経年車は重点的に行なうこと。インパクトや車載工具で締め込みや増し締めをした場合は、トルクレンチで規定トルクを測る。また増し締めの必要性を周知するなど、基本的なことが中心。逆に言うと、地道な作業を励行することが大切で、解決する方法はそれ以外はないと言っていいだろう。