タイヤの摩耗が早くなったり偏摩耗することも!
1 .クルマの揺れが収まりにくくなり、なんだかフワフワ不安定になる
2 .ハンドルを大きく切ったとき、車体の傾きが早く、グラッと腰砕けのようになる
3 .高速道路を走ったときに、なんとなくフロントの接地感が薄くなる
4 .直線を走っているのにハンドルの修正が多くなり、ロングドライブが以前より疲れる
5. タイヤの摩耗が早くなった。偏摩耗するようになった
これらの症状が出てきたときは、ダンパーの交換時期だと考えられる。
とはいえ、ダンパーの劣化症状は急激に表れるものではなく、徐々に、徐々に変化しているので、毎日乗っているドライバーほどその変化には気づきにくい……。
自動車メーカー各社の純正ダンパーを製造しているKYB(カヤバ)によると、ダンパーの交換時期はクルマの仕様や環境、使い方によっても異なるが、新品から5年/走行距離50000kmがひとつの目安とのこと。
また、タイヤかブレーキパッドのどちらかを2回以上交換したら、そろそろダンパーも交換時期とアドバイスしている。
ちなみにハイパフォーマンスダンパーとして定評のあるビルシュタインだと、ノーマル形状のダンパーで、ストリート使用の場合、走行距離で30000km〜40000kmでのオーバーホールを推奨(非分解式を除く)。
なお、オイルの劣化だけでなく、シールやロッドなどの摩耗でオイル漏れがひどいような場合は、車検が通らないこともある。
降雪地域を走るクルマは、ダンパーのケースが錆びてしまう場合もあるし、ブッシュやダストブーツがダメになることも……。
いずれにせよ、ダンパーも消耗品と割り切って、定期的な点検や交換、もしくはオーバーホールが必要だということも頭に入れておこう。