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黄色のほうが機能性は高いがなぜ? クルマの白色フォグランプが一般化したワケ (2/2ページ)

黄色のほうが機能性は高いがなぜ? クルマの白色フォグランプが一般化したワケ

悪天候時は黄色いフォグランプのほうが見やすい

 霧や雨、雪など天候が悪く、視界が制限されるときに重宝する「前部霧灯」。いわゆるフォグランプ。フォグランプの色については、保安基準で「白色または淡黄色で、全てが同一のものであること」と規定されているので、白でも黄色でもどちらでもOKだ。

 本来の目的で考えると、黄色のほうが光の波長が長く、霧、雨、雪などの荒天時に水滴、水分を貫通して路面に光が届きやすいので、悪天候時は黄色いフォグランプのほうがよく見える。

 一方、白色は霧、雨、雪などの水分に乱反射し、遠くまで光が届かないという欠点があるが、LEDのフォグの場合、黄色のフォグは、白のLEDフォグバルブに黄色のフィルターを透過させることで黄色の光を作り出しているので、同じLEDバルブでも白より黄色のバルブのほうが暗いものが多い。

 ただ、こうした特性の違いがあるにせよ黄色のLEDフォグランプより、白のLEDランプのほうが普及しているのは、理屈ではなく白のほうが人気であるためだ。

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