日本でのデリバリーは2019年後半から
早いもので、テスラ「モデル3」がデビューしたのは、いま(2020年)から4年も前のことだ。
テスラが単独に開いた発表会は熱気に溢れ、イーロン・マスクCEOの言葉に皆が聞き入った。モデルSとモデルXによって、世界市場でEVの市民権を勝ち取ったテスラが送り出した、マスマーケット狙いのモデル3。
発表会の1週間後には、予約販売だけで30万台を突破した。その時点で、納期は早くても1年半後の2017年末といわれていた。
日本でデリバリーが始まったのがその2年後、2019年後半からだ。それから4カ月ほどでは当然、街中でモデル3を見かける機会は少ない。
一方、アメリカでは最近、カリフォルニア、テキサス、フロリダなど自動車販売台数が多い州を中心に、モデル3を見かけることは、けっして珍しくなくなった。
日本がアメリカの2年遅れのペースでモデル3が普及すると考えると、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2021年7月には、都内周辺でモデル3の姿が確実に増えていることだろう。
だが、どれだけ増えるかについては、さまざまな見方があると思う。