急激な操作をするとアクセル信号をカットして暴走を抑制
サポカー補助金支給対象製品となるデータシステムの「アクセル見守り隊 SAG297」とオートバックス専売商品「ペダルの見張り番II AWD-01」は、停車中あるいは徐行中に急激なアクセル操作があるとアクセル信号をキャンセルして暴走を防ぐという後付けタイプの「ペダル踏み間違え急発進抑制装置」だ。
つまり、万一のペダル誤操作があってもアクセルペダルからの信号がキャンセルされるので、クルマはクリープ状態でユルユルと進むだけ。もうちろん前進だけでなく後退でも動作する。大きな車止めなら乗り越えられずに止まれる可能性もある。ただし、ブレーキまで制御して停車させるシステムではないので、停車するためにはブレーキペダルを踏み直す必要はある。だが、急発進をしないのでパニック状態にもならず落ち付いて操作できるわけだ。下の写真は、システムをオフとオンの比較。同一時間でクルマの進む距離が明らかに異なる。
坂道発進や右折、駐車場から道路への合流など、アクセルペダルを強く早く踏み込まないといけないときは、任意でシステムを一時的に解除できるスイッチも装着されている。ちなみに一度発進すれば、システムは自動復帰する安心設計。
また、別売りの「ウインカー連動キャンセルアダプター(SAG002)」を装着すれば、交差点の右折や道路への合流時などウインカーを作動しているときだけ、システムをオフにすることもできる。
なお、システムが働くアクセルの踏み込み感度は5段階に調整可能。認定取扱事業者では、説明、オーナーと相談・体験してもらいながら、調整することを前提にしている。それゆえ通販やDIYでの取り付けは不可。
「アクセル見守り隊 SAG297」と「ペダルの見張り番II AWD-01」の価格は2万8000円(税別)で、別途アクセルハーネス4000円(税別)が必要。これらユニットと工賃の合計は約4万円〜。補助金の申請に関しては、取り付けた認定取扱事業者が行うので、支払いは補助金2万円を差し引いた金額となるわけだ。さらにブレーキとアクセルを同時に踏んだときにシステムが作動するブレーキハーネス(3000円・税別)も設定されている。
安全運転支援システムを装着しないクルマに乗っている高齢ドライバーの方はもちろん、そのような親を持つ人も、この「アクセル見守り隊 SAG297」「ペダルの見張り番II AWD-01」はぜひともオススメしたいアイテムだ。
データシステム
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