やんちゃな子供や泥酔者を乗せるときはオフにすべき機能も!?
2)アイドリングストップ
燃費の向上に役立つアイドリングストップ機能も、頻繁なエンジンのON/OFFが鬱陶しく感じる場合がある。とくに軽自動車など、比較的静粛性が高くなく、3気筒でエンジンの振動が比較的大きいクルマでは、気になってしまうことが少なくない。また、エンジン停止中はエアコンのコンプレッサーも止まるため、停止中に冷房や除湿の機能が落ちるのを避けたい時にもオフにする。電動化が進み、アイドリングストップ時もエアコンの機能が落ちにくくしているクルマもある。
また、バッテリーやスターターモーターへの負担については、負担が大きくなるとアイドリングストップしないように制御するクルマもあるので、愛車のアイドリングストップの機能の詳細を把握しておこう。
3)パワーウインドウ/パワースライドドア
昔から、パワーウインドウの作動をオフにするスイッチが運転席側に備わるクルマは多い。しつけの悪い子供や泥酔者など、制御の効かない乗員がみだりに窓を開け閉めするのを防ぐために備わる。これと同様に、ミニバンや軽ハイトワゴンなど、パワースライドドアにもオフスイッチが備わる場合が多い。
4)ヒルスタートアシスト
坂道発進時にクルマがわずかでも後退しないよう、自動でブレーキをホールドしてくれる機能もオフにできる。MT車ではとくに便利な機能だが、自分の運転技術でスムースな坂道発進を行いたい場合はオフに。また、低速トルクが細かったり、拘束力の高いAWDを備えるクルマでは、ヒルスタートアシストが発進時にわずかな抵抗となってしまうこともあるので、違和感を覚えたらオフにしよう。
ちなみに筆者は自分の愛車(先代型インプレッサG4 1.6i 5速MT)では発進時にわずかな抵抗を感じてしまうことが多いので、常時オフにしている。
5)車線逸脱警告/プリクラッシュシステム
運転支援システムが備わるクルマでは、車線逸脱警告機能や、衝突防止/衝突被害低減自動ブレーキも備わる。警告音が煩わしいと感じたら、運転支援システムそのものは機能させたまま、車線逸脱警告機能だけをオフにするなど、任意でさまざまな設定が可能となっているので、自分の愛車の機能を確認しておこう。