クルマと違って個性的なモデルが多いのも魅力
4)倒立サスがけっこうある
倒立のショックアブソーバーというと、ビルシュタインなどとてもありがたいが、お値段もかなり高いイメージ。それがバイクだと、スポーツモデルを中心にけっこうある。バネ下重量軽減というのもあるが、剛性とハンドリングが有利なので採用される。ちなみにモンキーは現在の125も含めて倒立を採用。高性能というより、構造上の問題での採用だろうが。
5)チェーンを今でも採用
BMWのバイクはシャフトドライブを積極的に採用しているのは有名だし、国産でも採用例はある。またベルトドライブのバイクもあった(スクーターを除く)。チェーンなんてバイク有史以来の古臭いもので、シャフトやベルトにすればいいのにと思っていたら、コスト以外にも理由があって、ホイールベースを簡単に調整できるから。だから高価なSS(スーパースポーツ)モデルでもいまだにチェーンなのだ。
6)デザインが攻め過ぎ
漠然としたものだが、全体的に超が付くほどデザインコンシャス。クルマとは比較にならないほど攻めたデザインがいっぱいで、かなりワクワクさせられる。
7)アメリカンがほぼなかった
王道ハーレーに対して、日本のアメリカンはヒョロヒョロしていた。だがそれが独自の道を行っていて面白かったし、本場アメリカでクールジャパン的な扱いで人気があったのだが、気が付けばホンダのレブルのみ(登場までは国内皆無)。昔は50ccにもあったのに。しかもアメリカンとは言わず、クルーザータイプと名称自体が変わっていて、浦島太郎状態。
以上、思いつくままに7つあげてみた。50ccでもインジェクションというのは最初驚いたが、最近は普通に。それ以外にも、レベルが低いかもしれないがビックリポイントはあったということで、なんだか新鮮。エンジンは股の下で唸っているし、マニュアルミッションも当たり前にあって、走る楽しさは満点なだけに、興味がある方はぜひバイクも楽しんでみてほしい。