滑り止めの役割を担っている!
これを付ける理由は、コンクリートは水の浸透性がよくないからで、滑り止めの役割を担っている。輪っか以外にもスジが入れられていたりするが、同様の目的だ。
じつはコンクリートはアスファルトよりも強度が高く、耐久性もある。本来は平らな道路にも使われてもいいのだが、コストが高いなどで採用が進まないようだ。ただ、東京と山梨を結ぶ、甲州街道(国道20号)の八王子市内はコンクリートを採用していて、50年間も大規模補修をしていない。また名古屋市は全国でも珍しく、コンクリート路面の採用に積極的だ。
コストが高くても、高耐久であれば元はすぐに取れるだろうし、表面温度も低くなって、ヒートアイランド現象の抑制にもつながるなど、メリットは多い。しかし硬さゆえに工事で掘り起こしにくかったり、固まるのに時間がかかるなどの問題もあり、結局は敬遠されるようだ。