COXボディダンパーは働き方改革につながる!?
いずれの車種でも共通して感じられたことは、装着状態ではアナウンス通りに微振動が軽減され、丸みを帯びたかのような乗り味に変化したことだった。荒れた路面であったとしてもサスペンションは動き出しから滑らかに運動している感覚。突き上げも減少する傾向があった。また、路面をうまく“いなし”、フラットに真っ直ぐ走りやすくなったところも好感触だった。それはステアリングからも伝わるものがあり、微操舵域から切り込み応答まで連続したリニアさが際立っているイメージがある。乗り心地も走りもかなり上質になったと感じられる。
それを確認した後にボディダンパーが装着されていないクルマに乗り換えると、乗り心地も振動も増える傾向だった。ステアリングフィールは微操舵域で壁があるような感覚があり、クルマを滑らかに動かそうとすると、ちょっと気を遣い疲れてしまう。ボディダンパーはそこで疲労軽減にも役立っていたことを知った。
今回試乗したなかで、とくにそれを強く感じたのはハイエース。これは取り付けの有無で乗り心地と疲労具合が異なっていたから、もしかしたら働き方改革にも繋がるかもしれない。ハイエースで長距離を走る方々にはかなりオススメだ。
どの車種に乗ってもボディダンパー装着状態は乗り心地が良くなったと感じていた妻だったが、ハイエースではさらにその上を行く感想が出てきた。
「まず助手席では、発進直後のガタガタとした振動がとても小さくなり、足裏やお腹に響いていたブルブル振動も消えてなめらかに加速していくことにビックリ。カーブに差し掛かると、ノーマルではぐらりと大きく身体が横に揺れていたのがピタリと動かなくなり、落ち着いて座っていられるようになった。これなら、きっと長時間の移動も快適に違いない。そして後席に座ってみると、同様に乗り心地が激変しただけでなく、ノイズも小さくなったように感じ、運転席との会話もしやすくなった。これは絶対に、装着すべきです!」とのこと。
大なり小なりどのクルマでも違いは感じ取っていたようだが、この日に一番インパクトがあったのはハイエースだったようだ。
「もしも俺がボディダンパーを付けたいと言ったらどうする?」との問いに妻は「速くしたりカッコ良くするだけのチューニングパーツだったら絶対にOKしないけど、これだったら許しちゃうかもね。同乗者だって快適になるんだから、早く付けなさいよって言うかもね」とのお墨付きを頂戴した!(笑)。このように、奥さまも納得させやすいチューニングアイテムというところも、COXボディダンパーの類稀な性能のひとつといって良いだろう。