無意識のうちにドライバーの迷惑となる行為をしている可能性も
いよいよ4月から、新しい生活がスタートした人も多いことでしょう。社会人として働き始めた人ならば、仕事を覚えるまでは先輩と一緒に外回りをする機会など、誰かが運転するクルマに同乗することも増えると思います。そこで注意したいのは、知らず知らずのうちにドライバーの迷惑になる行為をしてしまっているかもしれないということ。自分も運転をしている人なら、「こうされたらイヤだな」ということはすぐわかるものですが、普段まったく運転をしない人は要注意。
「えっ、これがダメなの?」という思いもよらない行為や、良かれと思ってやったことが運転の邪魔をしてしまっているかもしれません。今回はそんな、普段運転をしない人が誰かのクルマに同乗する際に気をつけるべきことをご紹介したいと思います。
1)助手席に大きな荷物を抱えたまま乗る
まず1つめは、助手席に乗るときに大きな荷物を膝の上に抱えて座ること。まだ親しくない相手の場合は、荷物を後席に置かせてもらうのを遠慮して、自分で持ったまま座ってしまうこともあるかもしれませんが、これはNG。なぜなら、大きな荷物を膝にのせておくとサイドミラーを塞いでしまい、ドライバーから助手席側の安全確認ができない場合があるのです。
もし、どうしても荷物を手もとに置いておきたい場合には、足もとのフロアに置くか、助手席を後ろに下げてサイドミラーの視界を妨げない位置で抱えるようにしましょう。
2)高さのあるドリンクの置き場所
2つめは、ドライブ中に喉が乾かないよう、ドリンクを持参して乗る人も多いと思いますが、500mlのペットボトルや大きめのマイボトルなど、高さのあるドリンクの置き場所にも注意が必要です。ドリンクホルダーがダッシュボードの高い位置にある場合には、そこに高さのあるドリンクを置いてしまうと、視界の妨げになってしまいます。ペットボトル1本くらい、とあなどってはいけません。
ドライバーからの視界では、その細いペットボトルの陰にも歩行者や自転車が隠れてしまい、見えないこともあるのです。なるべくフロントガラスにはみ出さないようにドリンクを置きましょう。また、シフトレバーのすぐ後方にあるドリンクホルダーも同様に、高さのあるドリンクを置くとシフト操作の邪魔になってしまいますので要注意。その場合には、ドアポケットのボトルホルダーなどを利用するといいでしょう。